最後の会話

あなたは大切な人を亡くしたことはありますか?

 

人っていつ死ぬのかわからないじゃないですか。特に身近なひと、例えば家族とかが亡くなった時ってその人と最後に交わした言葉に後悔をすることってあると思います。

 

僕もその一人で、大好きだった祖母を数年前に亡くしました。

 

今まで一緒に何年も過ごしてきて、いつ死ぬのかがわかっていれば、最後に感謝を伝えることができますが、実際いつ死ぬなんて分かることはできないじゃないですか。

 

最後に感謝をしたいと思っていても、できないことの方が多いです。

 

日常的な会話、「おはよう」とか「いってきます」とか。

 

そういう会話がその人と交わす最後の言葉になることも当然あります。

 

自分の場合なんかは、兄弟げんかをした後に八つ当たりを祖母にしてしまいました。

 

いつものように僕に「おはよう」という祖母。僕は兄弟げんかをした後で機嫌が悪かった僕は舌打ちをしました。そしてそれが最後に祖母と交わした会話になりました。

 

病院に行ったときには、危篤状態で祖母に意識は無く、なんの感謝も伝えられないまま逝ってしまいました。

 

せめて、ありがとうだけでも言いたかった。それだけじゃ足りないのはわかっていてもあんなに一緒に過ごしたのにあんな別れ方はしたくなかった。

 

今でも祖母の命日がくるたびに後悔します。

 

そういう後悔をしないためにも身近な人には特に、普段の言葉遣いを気を付けたいものですね。